ブレーキの異音や効きの違和感は車検に通る?判断基準を初心者向けに解説

ブレーキは、
車の中でも最も重要な安全装置のひとつです。

そのため車検では、
ブレーキの状態が非常に重視され、
少しの異常でも指摘されることがあります。

整備や修理について全体像から知りたい方は、整備・修理カテゴリーの記事も参考にしてください。

「音がするけど大丈夫?」
「効きが少し違う気がする」
といった違和感を感じながら、
そのまま車検を迎えてしまう方も少なくありません。


ブレーキは「効いていればOK」ではありません

車検では、
ブレーキが止まるかどうかだけでなく、

・正常に効いているか
・左右で効き方に差がないか
・異常な音や引きずりがないか

といった点も確認されます。

そのため、
「止まるから問題ない」
という自己判断は危険です。


近年、ブレーキのチェックが厳しくなっている理由

ここ数年で、
ブレーキに対するチェックは
以前より厳しくなっています。

主な理由としては、

・事故防止のための安全基準強化
・車両性能の向上に伴う制動力管理
・高齢車両の増加

などが挙げられます。

特に、
効きの違和感や異音は
以前より指摘されやすくなっています。


車検で指摘されやすいブレーキの異音

ブレーキ以外にも車検で指摘されやすいポイントがあり、別の記事でランキング形式にまとめています。

ブレーキの異音で多いのは、
次のような音です。

・キーキーという高い音
・ゴー、ゴリゴリという低い音

これらの音は、

・ブレーキパッドの摩耗
・ディスクローターの摩耗や段付き
・異物の噛み込み

などが原因で発生します。

音が出ている場合、
状態によっては車検で指摘される可能性があります。


ブレーキの「効きの違和感」は要注意

次のような違和感がある場合は、
特に注意が必要です。

・ブレーキを踏んでも止まりが悪い
・ペダルの踏みごたえが以前と違う
・片側だけ引っ張られる感じがする

これらは、
単なる感覚の問題ではなく、
ブレーキの不具合が進行しているサイン
である可能性があります。


内部固着による「引きずり」の可能性

ブレーキの違和感の原因として、
内部固着が起きているケースがあります。

これは、

・キャリパー内部のピストンが動きにくくなる
・スライドピンが固着する

といった状態で、
ブレーキが完全に戻らず、
軽く効き続けてしまう現象です。

引きずりが起きると、

・走行時に抵抗を感じる
・燃費が悪くなる
・ブレーキが異常に熱くなる

などの症状が出ることがあります。


ゴムシール劣化によるブレーキフルード漏れ

もうひとつ注意したいのが、
ゴムシールの劣化です。

ブレーキ内部には、
ブレーキフルードを密閉するための
ゴムシールが使われています。

このシールが劣化すると、

・ブレーキフルードが漏れる
・ペダルがフカフカする
・制動力が安定しない

といった症状が出ることがあります。

フルード漏れは
安全上の重大な問題となるため、
車検では確実に指摘されます。


初心者が誤解しやすい「通る/通らない」の境目

ブレーキでよくある誤解は、

「今すぐ効かなくなるわけじゃないから大丈夫」
という考えです。

しかし車検では、

・安全に機能しているか
・異常の兆候が出ていないか

が判断基準になります。

異音や違和感がある場合、
その時点で「要確認」と判断され、
通らないケースもあります。


車検前に感じた違和感は放置しない

車検前に確認しておきたい項目をまとめたチェックリストも、別の記事で紹介しています。

ブレーキに関する不具合は、
放置すると悪化しやすく、
結果的に修理費用が高くなることもあります。

車検前に少しでも違和感を感じたら、
事前に点検してもらうことで、
安全性の確保とトラブル回避につながります。


まとめ|ブレーキは「少しの異変」も重要

ブレーキは、
命に直結する重要な部品です。

異音や効きの違和感は、
小さな変化に見えても、
内部では不具合が進行している可能性があります。

「気のせいかも」
と放置せず、
早めに確認することが、
安心して車検を受けるための近道です。