整備士が見た「危ないチャイルドシートの使い方」実例で解説

※チャイルドシート全体の内容を確認したい方はこちら:
【保存版】チャイルドシート完全ガイド

結論|「使っているつもり」でも、危険な状態は意外と多い

整備や検査の現場では、
チャイルドシートを使っているのに安全とは言えない状態
を目にすることが少なくありません。

多くは悪意ではなく、
「知らなかった」「これで合っていると思っていた」
というケースです。


実例① 固定が甘く、大きくグラついている

最も多いのが、本体の固定不足です。

  • シートに乗せているだけ
  • ベルトが十分に締まっていない
  • ISOFIXが途中までしか掛かっていない

手で押すと大きく動く状態では、
事故時に本来の性能を発揮できません。


実例② 成長しているのに設定が変わっていない

子どもは成長しますが、

  • ハーネスの高さ
  • ヘッドレスト位置

購入時のままになっているケースをよく見かけます。

体に合っていないと、
締め付けやすり抜けの原因になります。


実例③ 厚手の服のまま固定している

冬場に特に多いのが、
ダウンや厚手の上着を着せたままの固定です。

一見しっかり締まっているようでも、
事故時には服が潰れて実際には緩い状態になります。


実例④ 「短距離だから」と油断している

「家の近くだから」「すぐそこだから」と、
チャイルドシートを使わないケースもあります。

しかし、事故は慣れた道・低速走行中でも起こります。


実例⑤ ISOFIXだから安心と思い込んでいる

ISOFIXは便利ですが、

  • ロック確認をしていない
  • トップテザーやサポートレッグを使っていない

といった状態では、安全性が下がります。


整備士目線で伝えたいこと

チャイルドシートは
「一度付けたら終わり」ではありません

  • 成長に合わせた調整
  • 定期的なグラつき確認
  • 季節ごとの見直し

これだけで、安全性は大きく変わります。


最低限ここだけは確認してほしいチェックリスト

  • 本体は大きく動かないか
  • ハーネスの高さ・締め具合は合っているか
  • 厚手の服のまま固定していないか
  • ISOFIXのロックと補助固定を確認したか

よくある質問(FAQ)

Q. 車検や点検でチャイルドシートは見られますか?

A. 原則として検査項目ではありませんが、
明らかに危険な状態の場合は声をかけることがあります

Q. 一度プロに見てもらうべきですか?

A. 不安があれば、販売店や専門店で確認してもらうと安心です。


まとめ

  • 「使っている=安全」とは限らない
  • 固定・調整・服装の見直しが重要
  • 定期的なチェックが子どもを守る

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